訪問看護ステーションの経営って、一見すると社会貢献もできて、成長市場に乗れるかもしれないと思わせるブルーオーシャンに見えるけど、実際のところどうなの?って話。確かに、高齢化社会が進む日本では、訪問看護のニーズは増えている。それは間違いない。でも、開業を考えているなら、ちょっと待って。全てがうまくいくわけではないんだから。
まず、訪問看護ステーションって、実際にはレッドオーシャンの側面もあるんだよね。市場は成長しているけど、それに伴って競争も激しくなっている。そして、開業をサポートするFC(フランチャイズ)業者の話には要注意。彼らの目的はあくまで開業させること。開業後のサポートやリスクについては、詳しく語らないことも多いのが現実。
開業の際には、現役の訪問看護ステーション経営者の生の声を聞くことが何よりも大切。彼らは日々の運営で得たリアルなノウハウを持っているから、実際のところどうなのか、本音で教えてくれる可能性が高い。
開業するにあたって、どの法人形態がいいのかも重要なポイント。特に、医療法人は既に顧客がいて、資本力もあるため、スタートには有利。一方で、営利法人での開業はリスクが伴う。特に小資本では、成功するのは難しいと言わざるを得ない。
訪問看護ステーションの開業には、最低でも2年間は運営できるだけの資金が必要。また、看護師の採用や継続雇用、キャッシュフローの管理など、運営を続けるためのさまざまな課題がある。成功するためには、これらの課題にしっかりと対処できる準備が必要だ。
でも、だからといって訪問看護ステーション経営がダメだというわけではない。実際に成功している事例もたくさんある。大事なのは、市場のニーズを正確に捉え、適切な経営戦略を立てること。そして、医療・介護業界であっても、経営の基本は変わらない。しっかりとした経営スキルがあれば、成功の可能性は大いにある。
訪問看護ステーションの経営は、確かにチャレンジが必要な分野。でも、それだけに成功した時の喜びも大きい。地域社会に貢献しながら、自分のビジネスを成長させる。そんな夢を実現するために、まずはしっかりと現実を見据えて、準備を進めよう。